翔んで埼玉【映画ネタバレ感想】
ストーリー
埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。
カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。
その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。
通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた
東京にある、超名門校・白鵬堂学院では、都知事の息子の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉県人を底辺とするヒエラルキーの頂点に、生徒会長として君臨していた。
しかし、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)の出現により、百美の運命は大きく狂い始める。
麗は実は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線の主要メンバーだったのだ。
その正体がばれて追われる身となった麗に、百美は地位も未来も投げ捨ててついていく。
2人の逃避行に立ちはだかるのは、埼玉の永遠のライバル・千葉解放戦線の一員であり、壇ノ浦家に使える執事の阿久津翔(伊勢谷友介)だった。
東京を巡る埼玉vs千葉の大抗争が群馬や神奈川、栃木、茨城も巻き込んでいくなか、伝説の埼玉県人・埼玉デューク(京本政樹)に助けられながら、百美と麗は東京に立ち向かう。果たして埼玉の、さらには関東の、いや日本の未来はどうなるのか――!?
評価
★★★☆☆
感想
何を隠そう埼玉在住の私。
前々から映画館でポスターは見ていたのですが、悪ふざけ感の凄い映画だなぁ…くらいにしか思っていませんでした。
そして先日、映画館で予告編を観てからは「絶対観よう」と固く決意しました。
そんな私がよく行く映画館は、普段「やっていけるの?」と心配になるくらいガラガラなんですが、公開初日のレイトショーはほぼ満席状態でした。
みんなそんなに自分の地元がボロクソに言われているのを観たいのか。
結論から言うと、中盤に中だるみして後半その失速を盛り返せなかった感はありますが、それでも前半のインパクトは強くかなり楽しめました。
よく知る地名が出てきてそれがボロクソに言われている様は非常に面白いです。
実際、映画館の客層も老若男女関係なく来ていましたが、みんな笑っていました。
ただ、この映画関東圏以外の人にどこまで受け入れられるんですかね?
県名だけならまだしろ、埼玉の市町村なんて関東在住以外の人知らないでしょ?
むしろ私は東京→神奈川→埼玉と関東から出て暮らしたことがないのですが、実際埼玉で暮らすようになるまでほとんど知りませんでした。
なので劇中で「大宮と浦和は仲が悪くて、与野が仲裁する」と言うシーンは埼玉県民じゃないと面白さが伝わりにくいと思います。
かなりローカルネタも多いため、関東圏以外では置いてけぼり感が凄いと思います。
それと主人公の麻実麗(GACKT)に惚れる壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は、演じてる二階堂ふみは勿論女性ですが、役的には男性役です。
つまりはBL。
原作は少女コミックなので別にそれはそういうものとして良いんですが、万が一家族で観に行くと結構気まずいシーンもちらほらありました。
GACKTと二階堂ふみのキスシーンは画的に問題ありませんが、問題なのは予告編でも一瞬映りますがGACKTと伊勢谷友介のかなり濃厚なキスシーン。
一応ギャグとして描かれてはいるのですが、GACKTが拷問され喘ぐシーン。
あれは気まずくなること請け合い。
本来ネタバレ感想というのはストーリーをざっくり書いて感想を書くものなんでしょうけど、正直私自身の文章力とやる気の問題と、現在このブログで感想を書いた3作品がそこまでストーリーを書くような作品ではないため、こんな中途半端な感想文になっています。
そのうち起・承・転・結とか簡単にまとめて感想日記書けるようになりたい……けど、面倒くさいという思いのほうが正直勝ってます。